| 学名:Musa acuminata
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| 目 |
ショウガ目 Zingiberales |
| 科 |
バショウ科 Musaceae |
| 属 |
バショウ属 Musa |
| 種 |
バナナ acuminata |
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バナナの歴史は古く、東南アジアとマレー半島を中心とした東南アジアの湿潤地帯で4〜5万年前から栽培が始まったと考えられています。
赤道のほぼ南北30度以内に位置する『バナナベルト地帯』が出生地とされています。
現在もこの一帯の森林部に野生種のムサ・アクミナータが幾種類も分布しており、インドネシアだけで15の変種があると報告されています。
一方、フィリピンやインド北東部には、別の野生種群ムサ・バルビシアーナが見られます。
これらの分布が、東南アジアからインドにかけての地域をバナナの起源地と考える根拠となっています。
またパプア・ニューギニアにおけるバショウ属の種の多様さから、この島が起源の1つと考える説もあるようです。
栽培化されたバナナは、紀元初期にポリネシア人によって太平洋の島々へもたらされました。
アフリカへのバナナの伝播経路については色々諸説があります。
紀元前1000年頃の東アフリカ地域へのプランテンの伝達、アクミナータ系バナナの伝達、その他のバナナの伝達、そして紀元1500年前後のポルトガル人による西アフリカ地域へのバナナの導入まで、色々と推定されます。
アフリカに到来したバナナは、突然変異や交配を繰り返して品種レベルで多様化しながら、東アフリカ、中部アフリカ、西アフリカに独自のバナナ栽培文化が生みだされていきました。
日本にバナナが初めて伝わったのは16〜17世紀初頭の戦国時代で、宣教師のルイス・フロイスが織田信長に献上したともいわれています。
江戸時代末期には既に異人屋敷等でも見られたようですが、実際に商品として持ち込まれたのは20世紀初頭であり、台湾から300kg(箱に換算すると25箱程度)あまりが輸入されました。
又、1683年の「使琉球雑録」の中に「芭蕉(バナナの名前)」の文字が記されており、1600年代には琉球(現在の沖縄)にバナナが存在した事がわかります。
日本のバナナ輸入先は60年代まで台湾(1963年のみエクアドル)、70年代前半にはエクアドルがトップでしたが、それ以降は4大多国籍企業によりフィリピンが高いシェアを維持しています。
近頃の輸出向けの品種群の傾向を見ると、フィリピンやエクアドルではキャベンディッシュ系統がほとんどです。
台湾では北蕉やその変種仙人蕉が主たるバナナですが、最近はやはりキャベンディッシュの系統が人気を集めているようです
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| バナナベルト地帯とは |
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バナナが育つには年間降水量2,500mm、平均気温27度の湿った気候が最適とされています。
北緯30度〜南緯30度迄の熱帯・亜熱帯地域で育ち、日本では亜熱帯に位置する沖縄県や小笠原諸島でも栽培されています。
バナナの主な輸出国はアジアではフィリピン、中南米ではエクアドル・コスタリカ等の国々で、これらの国々が世界の輸出量の大半を占めています。
尚、輸出は行ってないもののブラジルやインド、タイでも栽培は行われており、自国で食用として消費されています。
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| バナナの輸出国と輸出量 |
| 台湾バナナ |
年間約325万ケースが日本に輸出されています。 |
| フイリピンバナナ |
年間約109百万箱が世界に輸出され、そのうち日本が主要輸出国となっています。 |
| 南米バナナ |
他産地のバナナに比べると日本への輸出量は少なく、あまり見かけないバナナかもしれません。 |
| メキシコバナナ |
他産地のバナナに比べると日本への輸出量は少なく、あまり見かけないバナナかもしれません。 |
| ブラジルバナナ |
ブラジルは世界でも有数のバナナの生産量を誇りますが、ほとんど海外に輸出されていません。 |
| インドバナナ |
インドは世界でも第一のバナナの生産量を誇りますが、自国で大半を消費しています。 |
| 中国バナナ |
日本への輸入量の約0.4%しか輸出されていません。
あまりお目にかかれないバナナです。 |
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| バナナの種類を何種類ご存知ですか。 |
| ジャイアント・キャベンディッシュ |
フィリピン |
台湾 |
| モラード |
カルダバ |
モンキー |
ツンドク |
| バランゴン |
リンキッド |
北蕉 |
ラツンダン |
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| 今、私がわかっている種類を抜粋しました。 |
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実はバナナの名前は、産地と一緒になっていることが多く、たとえば北蕉は台湾バナナのことだったりします。
でも、突き詰めていけば違う種類かも。
だって、バナナの種類は200種類とも500種類とも言われているからです。
私の小さいころは台湾バナナがバナナのことで町にはバナナ店があり、倉庫には青いバナナが山積になっていました。
それを熟成庫で熟成させ黄色くなってから店頭に並んだもので、当時は庶民には手の出ない贅沢な果物でした。
病気になって初めて口にした記憶があります。 |
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1950年(昭和25年)に日本と台湾の間で通商協定が結ばれ、バナナはふたたび輸入されるようになります。
このころの個人の平均月収が約1万円の当時に、バナナは卸値で1キロ約1000円という超高級品になっていました。 |
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| バナナの栄養素 |
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バナナを一本食べるとそれだけでも朝食になるといわれるくらい、いろいろな栄養分がバナナには含まれています。
バナナに含まれる栄養分はでんぷん、ブドウ糖、果糖、ショ糖(砂糖)など、かなりの糖質が含まれていて、それぞれ体内に吸収される時間が異なり、エネルギー補給が長時間持続するのです。
通常バナナには炭水化物・糖質が、100g中22.6gと、果物の中で最も多く含まれています。
ブドウ糖は直接体内に吸収され、エネルギーになり特に、脳のエネルギー源となるのはブドウ糖だけです。
果糖も直接体内に吸収され、エネルギーになりますが、インシュリンを必要としないので、糖尿病の患者さん用の甘味料としても使用されています。
ちなみに、インシュリンとは血糖の上昇を防ぐホルモンの一種で正常な場合はインシュリン量が上下することによって血糖値を一定にしますが、太っている人の場合、インシュリンの働きが悪く、大量のインシュリンを常に放出しつづけてしまうので、脂肪細胞は中性脂肪を分解してエネルギーを放出できません。
通常バナナのカロリーは1本当り約90カロリーですが、3種類の糖分の吸収速度がそれぞれ違うので、効率よくエネルギーとして使われます。
このことからバナナは低カロリーで腹持ちがよく、ダイエットには最適の果物とも言われています。 |
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| バナナにはカリウムというものも含まれています。 |
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カリウムとはエネルギーの代謝、神経や筋肉の機能を正常に保つ、細胞内外のミネラルバランスを維持するなど重要な働きをしているミネラルで、体のナトリウム(塩分)量を調整し、余分な塩分と水分を一緒に排出する働きがあります。
カリウムは、もともと自然食品中豊富に含まれていたミネラルですが、加工食品などが普及し、野菜自体からも減っており、さらにストレスによって減ってしまうミネラルなので普段から補給したいところですね。
またカリウムは筋肉にとっても大切でフルーツの中でも特にバナナは、カリウムを非常に多く含んでいます。
これはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。
また、長時間の運動による筋肉の痙攣(けいれん)などを防ぐ働きもあります。
逆に不足すると、筋肉が弱り、障害を起こすそうです。
バナナには炭水化物が体内で代謝されエネルギーになるときに必要なビタミンB1やビタミンB2を他の果物よりはるかに多く含んでいます。
消化液の分泌を促すビタミンB1や、粘膜をつくるビタミンB2、そして、血行をよくしたり、エネルギーの代謝を促すナイアシンなどのビタミンBが豊富です。
バナナが含んでいる糖分を、効率よくエネルギーにすることができます。
また、葉酸というものも豊富に含まれていまして、成長期の細胞分裂に必要なビタミンなので子供のおやつにも最適だといわれています。
またそれほど多くはないですが、ビタミンCも含んでいます。
風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があります。 |
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| バナナには、食物繊維が多く含まれています。 |
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食物繊維は便秘によくいいと言いますが、改善だけでなく、コレステロールの低下、大腸ガンや心臓病、糖尿病などの成人病を予防する効果があることがわかってきたことから、第6の栄養素して注目されてきています。
バナナには、100gあたり約2g(リンゴの1.3倍)の食物繊維が含まれているそうです。 |
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| バナナにはマグネシウムも含まれています。 |
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マグネシウムは血圧を調整する働きや、骨の成分でもあり、イライラの解消にも効果があります。
マグネシウムは血液中にあるカルシウムの作用を助け、またビタミンB群と、ともにエネルギー代謝や核酸の合成に関わるなど、約300種もの酵素の働きを助ける重要な役割を担っています。
バナナ以外にマグネシウムが含まれている食べ物として、緑黄色野菜、豆類、穀物、海藻類、アーモンドやチョコレートなどに多く含まれています。
マグネシウムの必要摂取量は、成人で1日300mgですが、実際に摂取している量は200〜250mgといわれています。
また、カルシウムの取り過ぎも、マグネシウムの不足を引き起こすとのことで、マグネシウムには、カルシウムが血管や組織に沈着するのを防ぐ働きがありマグネシウムを十分に取れば、高血圧を予防出来る可能性もああります。
他には筋肉をし緩させる作用があるといわれており、マグネシウムが不足すると手や足の脱力感やこむら返り、凝り、痛みなどは、マグネシウムの不足から起きることがあります。
マグネシウムが欠乏すると、心臓障害を起こしやすく、突然死とも関係があるといわれています。
こういうことからもバナナを取るとよいのでしょうね |
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| 高地栽培バナナの話 |
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さて、皆さんは高地栽培バナナを知っていますか?
最近ではショッピングセンターの果物コーナーにも並ぶようになりましたが、それまでは売っている店が少なく、「幻のバナナ」なんて呼ばれていたこともあるんですよ。
この高地栽培バナナなるものどんなバナナかお話しましょう。
バナナは苗から通常11ヶ月で収穫しますが、高地栽培ですと昼夜の温度差が大きい為、13ヶ月かかります。
夜の温度の低い間に養分を蓄えじっくりと熟成させたのでおいしいと言われています。
また高地の傾斜地では余分な水分がたまらず(水はけがよいことが重要)中身の濃厚なバナナができるとも言われています。
実はこの高地栽培バナナには大変な働きがあることがわかったんですよ。
帝京大学薬学部の山崎正利教授の研究で高地栽培バナナには免疫力を高める働きがあることがわかり、今大変注目されています。
では、少し難しいのですが解説しますので読んでください。
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バナナが白血球を活性化させる働きがあるとの研究結果がまとまりましたが、中でも高地栽培バナナにこの働きが抜きん出ていることがわかりました。
バナナの表面に黒い斑点(シュガースポット)が入ったものほど効果が高く、その値は既存の免疫増強剤に匹敵するといわれています。
研究の結果、高地栽培バナナには免疫力が高いことがわかりましたが、即、臨床応用というわけにはいかないが、感染症やがん予防の観点から注目されそうだ。
白血球の活性化は蛋白質の一種である「TNF(腫瘍壊死因子)」を測定することでわかります。
TNFは白血球中のマクロファージ細胞がしっかりしっかりしているかどうかを示す指標で、マクロファージ細胞がしっかりしていれば、体の免疫機能が正常に働いていることを示すといいます。
実験でミカン、グレープフルーツ、イチゴ、バナナ、りんご、柿など、十品目の果物をマウスに注射、その後、TNFが体内でどの程度作られるかを測りました。 その結果、
@バナナ
Aスイカ
Bパイナップル
の順でTNFを作り出す効果が高いことがわかりました。
柑橘系の果物はヘルシーなイメージがあり効果を期待したのだが、免疫機能の面からみると効果は低くかった。
実験では、果汁のPHを血液に近い程度に調整、減菌してマウス一匹に0.1mlを注射しました。
これは、人間の体重に換算すると、バナナジュース100ccにあたります。
果汁を与えた3時間後に、マウスがTNFを産生するよう、例えば感染症を受けたような刺激を与えて血液を採取、血液中のTNFを値で測定すると、その結果、生理食塩水を与えた場合は、TNFの活性の度合いは、1mlあたり20ユニットだったのに対して、バナナでは1800ユニットと100倍近い効果がありました。
スイカ、パイナップルがこれに続いたが、いずれも数値は1000ユニットに満たずバナナの免疫効果が際立っています。
次に白血球の一種である「好中球(顆粒球)」の数を調べたところ、バナナ、りんご、キウイの順に、摂取した後で増え、特にバナナはキウイの半分の量で同じだけの好中球数の増加が見られることが分かりました。
帝京大学薬学部の山崎正利教授は「バナナの好中球数増加作用は、数値だけ見れば、がん治療に使われる免疫増強剤(抗がん剤)と同じ高さ。
これだけの数値が出たことは驚きです。」という。また、過酸化脂質の産生を抑え、動脈硬化などを防ぎ、発がん予防にもなるとして注目されているポリフェノールは、キウイが1mlあたり1200マイゲラクロム、バナナが1mlあたり1115マイゲラクロムに上った。
ポリフェノールが高いことから注目されている赤ワインは、1734マイゲラクロム、緑茶は、1488マイゲラクロムだったことから、バナナはこの点でも見劣りなく、多くの面で「優等生」といえそうです。 |
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| 熟したものほど白血球活性化 |
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中でもバナナの皮の表面に黒い斑点(シュガースポット)が出て、よく熟したものほどポリフェノールの含有量も好中球の活性化作用も高かった。 |
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| シュガースポットがあるバナナ |
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| シュガースポット |
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| 高地栽培バナナがすごい! |
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また、なかでも高地栽培バナナは抗酸化力が高く、普通のバナナに比べるとより好中球増加作用が高くなることや血液がサラサラになることが分かりました(TVなどでも取り上げられています)。
最近はショッピングセンターなどでも購入することができるが、夕方買いにいくと売り切れの時が多いのもTVのおかげでしょうか。
山崎正利教授は実験結果について、「経口で与えた場合は、血管に注射するのに比べて、効果は10分の1で、摂取による効果は12時間〜24時間程度。
「一週間に一度食べればいいというものではない」としたうえで、「こうした実験効果がイコール、がんを予防するかどうかは定かではありませんが、これまでに植物由来で免疫を増強するがんの薬はなく、バナナから新薬が作れるとしたら面白いですね。
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| 高地栽培バナナのブランド |
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バナナはアレルギー症状を起こす場合があります。
詳しくはかかりつけの医師にご相談下さい。 |
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バナナの話を聞いたときから我が家では、高地栽培バナナがバナナの代名詞となりました。
同じ食べるなら、少し高くても栄養素の高い高地栽培バナナでないと。
がんになった私は、もう「がん」にはならないと白血球を増やしてくれ、免疫力を高める高地栽培バナナを食べています。
一日一本ですが、病院に行くより安いですもんね。 |
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